おくの書斎から

マンガ 孟子・大学・中庸の思想 (講談社+α文庫)作者: 蔡志忠,和田武司,野末陳平出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/09/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (6件) を見る 朱子以来の儒教の経典。 初学者なら、「大学」→「論語」…

マンガ菜根譚・世説新語の思想 (講談社+α文庫)作者: 蔡志忠,和田武司,洪自誠出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/03/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (4件) を見る どうやら、農業指南書ではなかったようだ。w いわゆる処世…

てのひらの迷路 (講談社文庫)作者: 石田衣良出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/12/14メディア: 文庫 クリック: 16回この商品を含むブログ (40件) を見る 以前テレビでこの人の創作現場と創作法を、実際に1篇の掌偏が出来上がるまでを追いながらやってい…

兵法三十六計―世界が学んだ最高の”処世の知恵”(知的生きかた文庫)作者: 守屋洋出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2004/06/01メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 46回この商品を含むブログ (9件) を見る なんというか、欲を満たそうとしたり、無闇に勝とうと…

楢山節考改版 (新潮文庫) [ 深沢七郎 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 496円 いや〜、たしかに解説にあるごとく、非情で透徹した眼を持っています。 ○徹底したアンチ・ヒューマニスト ○あらゆるも…

新美南吉童話集 (ハルキ文庫)作者: 新美南吉,いとう瞳出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2006/11/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (13件) を見る 人生の最初に出会った小説にして、やはり今でもしっくり来る作家。 ○「…

人生いたるところにブッダあり (ゴマ文庫)作者: 立松和平出版社/メーカー: ゴマブックス発売日: 2007/12/05メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見る 立松和平さんが体験と実感を通した仏教の入り口を、謙虚、低姿勢な語り口で案内す…

ドラマ総覧 「吾輩は主婦である」 憑依譚、パロディ、ミュージカル、シュール、ブラック・ユーモアなど、なるほど、既存のスタイルを配置するセンスが、絶妙ですね。 吾輩は猫である執筆中の漱石、という設定が、深刻さを誘発しないで済んでいる。マジメ男を…

クドカン昼ドラ始まる。 mixiの、でこぽんさんのブログから、クドカンが昼ドラマをやっていると知り、みました。 TBS愛の劇場「我輩は主婦である」(公式HP) まだはじまって1週間目です。面白いですねえ。1回に何回も笑わせていただいてます(笑)。 …

夏目漱石全集〈1〉 (ちくま文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1987/09/01メディア: 文庫購入: 1人 この商品を含むブログ (10件) を見る 夏目漱石「吾輩は猫である」 ということで、「生まれてはじめて読んだ名作」シリーズ第1弾は、夏目…

ううう、だいぶサボってました。 ジャズという、自分の中に未知な音楽を取り込んでいたのと、最近はじめたmixiを軌道に乗せていたのと、やはりサボりたかったのと(笑)、まあ、いろいろでした。 ということで、今クールで観ているドラマから。 「弁護士のく…

白夜行 最終話 終わりました。う〜ん、どっと重い、けど充実感。これって、カタルシスか!? 2005年12月 笹垣(武田鉄也)に、ハサミで襲いかかった亮司(山田孝之)だったが、止めを刺そうとした時に、めまいが(青酸ガスを吸ったか?)。「便所に、…

白夜行 第10話 「本当の罰は、心と記憶に下されると、伝えてください。飲み込んだ罪は魂を蝕み、やがて、その体さえ、命さえ食い尽くす。」 礼子(八千草薫)を殺害した亮司(山田孝之)は、図書館の掲示板に匿名の遺言を残す。 礼子は、病院側が医療ミス…

白夜行 第9話 このドラマもいよいよ大詰めになってきましたね。 笹垣(武田鉄也)は、亮司(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)の犯罪に共通点があることを見出す。「強姦」と「写真」の口封じである。また、ここにきて、菊池(田中圭)が亮司の父と後姿の雪穂…

ジョン・レノンが、ローリング・ストーンズを「3ヶ月遅れのビートルズ」と言ってからかったそうですが、 subterraneanさんが、紹介していました、ジャズの本「東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・歴史編」を読んだ私は、さしづめ「2ヶ月遅…

白夜行 第8話 雪穂と亮司の悪人ぶりもだいぶ板についてきましたね。 雪穂(綾瀬はるか)は友人とブティックの共同経営を始める。一方仕事で遅く帰ったり、食事をコンビに弁当で済ませたりして、夫・誠(塩谷 瞬)に嫌がらせを続け、離婚に持ち込もうとして…

白夜行 第7話 今回はおとなしい回でした。嵐の前の静けさか!? 雪穂(綾瀬はるか)はダンス部の先輩・高宮(塩谷 瞬)の実家が資産家であると知り、誘惑する(笑)。高宮の卒業・就職を機に付き合い始める。 亮司(山田孝之)は逃走生活を送る。 笹垣(武…

白夜行 第6話 第1話の見応えが復活した感じでした。相変わらずえげつないんですが、見る側の切ない感情も揺り動かすような。。 古賀刑事(田中幸太朗)が亮司(山田孝之)の母親・弥生子(麻生祐未)に笹垣(武田鉄也)のノートを見せたことにより、弥生子…

「幽霊はここにいる」 安部公房・作 串田和美・演出・美術 この公演は、串田が芸術監督を務める、長野県松本市のまつもと市民芸術館が自主企画して行なうもの。同館の実験劇場で幕を開けたあと、富山のオーバード・ホール、滋賀のびわ湖ホールと回るが、東京…

白夜行 第5話 どうも、共感しきれないんですよね。結局客観的に引いて観てしまうんだよなぁ。人間性のリアリティーを追及していった結果なのはわかってますけどね。 篠塚(柏原 崇)が友達の川島江利子(大塚ちひろ)と付き合っていたことを知った雪穂(綾…

いやぁ、寒かったですね。今年からコタツにパソコン無線LANで快適です。 こういう暮らしもなかなかおつなものですよ。 今回は写真仲間のmickさんの紹介で、「東京のこっちがわ」(なぎら健壱)です。東京のこっちがわ作者: なぎら健壱出版社/メーカー: …

白夜行 第4話 いやぁ、今回もえげつなかったですな。キャストの演技にはゾクゾクきますね。すばらしいです。的場浩二さん、こういうのがハマリ役な上にセットのドアがパンチで実際凹んでました。こわぁ。そのドアの向こうでビビッている松浦(渡部篤郎)に…

白夜行 第3話 犯罪がえげつないやら、雪穂(綾瀬はるか)の7年間の苦悩が私の想像力をはるかに超えてしまっている事やら、亮司(山田孝之)の導き出した結論がすぐには理解できないやらで、ドラマもう1回観てしまいました(笑)。 藤村の事件のあと、菊池…

ミート・イズ・マーダーアーティスト: スミス出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン発売日: 1997/11/25メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (19件) を見る1985年2月 全英アルバム・チャート1位 ザ・スミス「ミート・イズ・マーダ…

白夜行 第2話 重い内容で見ごたえがありました。やりきれない気持ちにさせられる展開を心配していましたが、意外と小気味良さがあった。 初回から話が飛んで1998年に。高校生になった亮司(山田孝之)と雪穂(綾瀬はるか)。二人はあれ以来会っていない…

白夜行 第1話 TBS木9。 重たくて、見ごたえあった。 何の予備知識なく見ましたが、ドラマはそういう見方も愉しみのひとつかと。。 初回の最初から舞台が2005年のクリスマス、結末部分から始まる。サンタ姿の亮司(山田孝之)がハサミで腹を刺されて…

失踪者 (カフカ小説全集)作者: カフカ,池内紀出版社/メーカー: 白水社発売日: 2000/11メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (10件) を見る 「失踪者」フランツ・カフカ 思ってたより面白かったです。はい。 代表作「城」のような世界も良いと…

トゥモロー・ネヴァー・ノウズ 最初にお断りしておきます。これはドラッグの話ではありません。音楽の話です(w。 リボルバーアーティスト: ザ・ビートルズ出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 1998/03/11メディア: CD購入: 1人 クリック: 34…

チベット「死者の書」の世界 つづき ということで、昨日の続きです。 まずは率直な感想から。 第一部は、チベットのラマ僧が10歳になるその弟子の小坊主に、ある村の裕福な商人の死を通して「死者の書」の教えを説いていく、という設定の台本になっていま…

三万年の死の教え―チベット『死者の書』の世界 (角川文庫ソフィア)作者: 中沢新一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1996/06/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (11件) を見る チベット「死者の書」 サイケデリックを調べていた…