てのひらの迷路 (講談社文庫)

てのひらの迷路 (講談社文庫)



以前テレビでこの人の創作現場と創作法を、実際に1篇の掌偏が出来上がるまでを追いながらやっていて、興味深く見ていたのだが、ちょうど本屋でこの掌偏小説集を見つけて、それを思い出した。
原稿用紙10枚、毎月1編、24編の掌偏小説。


読書と音楽と散歩が好きで、コピーライターとしての優雅な日々。
30代後半でデビュー。
出来れば歳をとってから、週に1編掌偏小説を書く生活をしてみたい、ということだった。
印象に残った作品はなかったが、なんとなく作者の素の願望が見える箇所が好きである。