ドラマ総覧


吾輩は主婦である
憑依譚、パロディ、ミュージカル、シュール、ブラック・ユーモアなど、なるほど、既存のスタイルを配置するセンスが、絶妙ですね。
吾輩は猫である執筆中の漱石、という設定が、深刻さを誘発しないで済んでいる。マジメ男をイジる、というSな楽しさも提供している。w


ブスの瞳に恋してる
う〜ん、やっと本来の、自分発見のリアリズムに戻りつつありますが、もう後半にきているのに、今更どこに行こうというのだろう?
仕事バカのおさむと、自分像勘違いの美幸のラブストーリーに焦点をあてるだけで良かったのでは?
はっきり言って、エビちゃん井川遥の役の設定には、リアリティがありません。
元女優が、イギリスに留学して、たった数年で、イギリスの人気ドラマ脚本家になって、日本に戻ってくる、というのが、ありえなさ過ぎます。w


弁護士のくず
うん、いいです。このまま半年くらい続けても、見続けると思います。ぜひ、シリーズ化を。


ギャルサー
倫理観や死生観などの大真面目なテーマを、渋谷のギャルたちに伝わるようにする、製作者の努力を買います。
こっちは、難いことぬきで楽しんでます。w


功名が辻
山内一豊という、身近な武将を軸とした話の展開が良かったのか?
大河ドラマを見ないので比較するものが自分の中にないのですが、これは、良いです。
最後までぐいぐい引っ張られる、テンションが維持しています。
やはり、自分に置き換えて感じられるということでしょうか?




創作連載
「花とごみ箱のある風景」掲載。