チベット死者の書


サイケデリックを調べていたらぶち当たりました。
原典訳も手頃な文庫本で出てはいるんですが、よかった、そっちに手を出さないで。。ラマ僧でも困難らしい奥義が、私ごときが読んだだけでわかるわきゃありませんって(実際w)。


誕生の時には、あなたが泣き、全世界は喜びに沸く。
死ぬときには、全世界がなき、あなたは喜びにあふれる。
現代人は、死から遠ざかろうとするあまり、生の意味を見失っている。チベットの仏教が伝える人類数万年の叡智をたよりに、生と死の境界線に分け入った、生きるための思想的冒険。(本の紹介文より)



ね、よくわからないでしょ(笑)。
とはいえ、NHKスペシャルの台本として書かれた第一部、死者の書の教えを解説した第二部、死者の書の成立を解説した第三部と、実際に修行された中沢新一さんのわかりやすさを徹底した並々ならぬ努力で、まったくわからない状態から、どういうものかという段階の概念的理解まではできると思います。それで十分だといいう人にはお勧めです(私のことですがw)。


人は死んだらどうなるのか、どこに行くのか?死と向き合う(「死を思え(メメント・モリ)」)ことを通して、何万年に及ぶ臨死体験のデータの蓄積から死の意識状態を体系化した書物。といえばいいのでしょうか。そこには死んでからの人の意識が体験する道筋について具体的に書かれているようです。


じかんが。。つづきはまた後日。