夏目漱石全集〈1〉 (ちくま文庫)

夏目漱石全集〈1〉 (ちくま文庫)



夏目漱石吾輩は猫である


ということで、「生まれてはじめて読んだ名作」シリーズ第1弾は、夏目漱石吾輩は猫である」です(ウソ、ウソ)。
いや、初めて読んだのはホントですよ。シリーズ化してませんって。w


今は感想しか述べることが出来ません。ご了承のほどを。
落語調の語り口にのせられて、笑いながら読んでいると、とても悲観的な思想が根底に流れていることに気が付いてきます。頭脳明晰なゆえの痛快さがある反面、実は、絶望していくしかない思考の悲痛さを感じました。
漱石の抱えた苦悩は、私などにはあまりに大きく、重すぎるものだとおもいますが、わかるなぁ、という部分が多くありました。
これは、時間を越えた普遍的な問題を漱石が捉えていた、ということなのでしょうか?


うん、まだまだ読み進めるぞ!
と、一人決意するのであった。w