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- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1987/09/01
- メディア: 文庫
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夏目漱石「吾輩は猫である」
ということで、「生まれてはじめて読んだ名作」シリーズ第1弾は、夏目漱石「吾輩は猫である」です(ウソ、ウソ)。
いや、初めて読んだのはホントですよ。シリーズ化してませんって。w
今は感想しか述べることが出来ません。ご了承のほどを。
落語調の語り口にのせられて、笑いながら読んでいると、とても悲観的な思想が根底に流れていることに気が付いてきます。頭脳明晰なゆえの痛快さがある反面、実は、絶望していくしかない思考の悲痛さを感じました。
漱石の抱えた苦悩は、私などにはあまりに大きく、重すぎるものだとおもいますが、わかるなぁ、という部分が多くありました。
これは、時間を越えた普遍的な問題を漱石が捉えていた、ということなのでしょうか?
うん、まだまだ読み進めるぞ!
と、一人決意するのであった。w