マンガ 孟子・大学・中庸の思想 (講談社+α文庫)

マンガ 孟子・大学・中庸の思想 (講談社+α文庫)



朱子以来の儒教の経典。
初学者なら、「大学」→「論語」→「孟子」・・、と進むのがいいらしい。
とはいえ、私的には「孟子」が面白かった。
それはおそらく、その論理性にあるのだろう、と思う。頭が爽快になるのである。w





佐藤研二は面白かったなあ。ベーシストシリーズ、やろうかな。w



世界一受けたい授業から


筋肉率の出し方
○体重×体脂肪率=体脂肪量
○体重−体脂肪量=骨・内臓・筋肉
○骨・内臓・筋肉÷2=筋肉量
○筋肉量÷体重×100=筋肉率
20代42%、30代37%、40代35%、50代32%


覚えるコツ
口に出して読む、白紙に何度も書く


必要な水分量
体重(Kg)×時間(h)×係数5=必要な水の量(cc)








マンガ菜根譚・世説新語の思想 (講談社+α文庫)

マンガ菜根譚・世説新語の思想 (講談社+α文庫)



どうやら、農業指南書ではなかったようだ。w
いわゆる処世の知恵。
菜根譚は明代、洪自誠によって著わされた。「清言の書」に分類される。
儒家道家と仏教の教えを、実行可能な教えとして通俗化し、人々に奨励することを狙いとした」もの。
料理の指南書でもなかった。w








てのひらの迷路 (講談社文庫)

てのひらの迷路 (講談社文庫)



以前テレビでこの人の創作現場と創作法を、実際に1篇の掌偏が出来上がるまでを追いながらやっていて、興味深く見ていたのだが、ちょうど本屋でこの掌偏小説集を見つけて、それを思い出した。
原稿用紙10枚、毎月1編、24編の掌偏小説。


読書と音楽と散歩が好きで、コピーライターとしての優雅な日々。
30代後半でデビュー。
出来れば歳をとってから、週に1編掌偏小説を書く生活をしてみたい、ということだった。
印象に残った作品はなかったが、なんとなく作者の素の願望が見える箇所が好きである。








NHK漢詩紀行より


空しく悲しむ 清夜のゆくを
         杜 甫


倦 夜
 杜 甫


竹涼侵臥内   チクリョウガナイヲオカシ
野月満庭隅   ヤヅキテイグウニミツ
重露成ケン滴  チョウロケンテキヲナシ
稀星乍有無   キセイタチマチニウム

暗飛蛍自照   クラキニトブホタルハミズカラテラシ
水宿鳥相呼   ミズニヤドルトリハアイヨブ
万事干カ内   バンジカンカノウチ
空悲清夜ユク  ムナシクカナシムセイヤノユクヲ


竹林のひんやりとした涼気が寝室にまで入ってきて
空に浮かぶ野の月は庭を隅々まで照らしている
重なった滴が露となって落ち
夜空にはまばらな星が瞬いている

暗がりに飛ぶ蛍はその身を照らし
水辺に宿る鳥は互いに呼び合っている
これらすべてのことが戦争の最中の事と思うと
この清らかな夜が過ぎていくことをなすすべもなく悲しむのだ










なんというか、欲を満たそうとしたり、無闇に勝とうとしたり、自己中な理由で使用をすると、当人にとって大変な弊害が返って来るだろうな。


ただし自己中な欲なく使えば、有用間違いなしの兵法のエッセンスのみを抽出した良書であることは間違いない。


ところで老子の兵法観はこれだけ。
「どうしても仕方がないときだけ、戦えばいい。」
三十七計はこう付け加えよう。
「戦いは受身で消極的に限る。」w










いや〜、たしかに解説にあるごとく、非情で透徹した眼を持っています。
○徹底したアンチ・ヒューマニスト
○あらゆるものを「物」として捉える存在把握
ニヒリズム
恩師正宗白鳥との交流の姿勢から見ても、もともとの稀有な人間性をもっている人なのだと思いました。