野ブタ。をプロデュース 第9話


後味が良い回でした。すっきりしました。これで最終回でもいいと思ったくらいです(笑)。
「誰かがいれば、取り返しのつかない場所からでも、戻ってこれる。」
今回はこれでしたね。


野ブタ堀北真希)はカスミ(柊瑠美)のポーチについた黄色いペンキから、嫌がらせの犯人がカスミだと知る。
「もっともっと親切にして、一番効果的なところで叩き落そうかと思ってたんだけど、残念だな。」カスミは悪びれもせずそう言った。
野ブタはショックのあまり学校に行かなくなるが、同じように本当のことを言われたショックから立ち直ったまり子(戸田恵梨香)や、修二(亀梨和也)、彰(山下智久)、クラスメイトの声に助けられて、学校に戻ってくることができた。野ブタの「取り返しのつかない場所」は、もう誰も信じられなくなる状態だった。


「おねがいします。」
修二は野ブタを学校に呼び戻そうとクラスのみなに協力を呼びかける。
「今、こうしておれの言ってる言葉が、みんなに届いてないと思うと、怖いです。死ぬほど怖いです。」
そして修二の言葉は皆に届いた。修二の「取り返しのつかない場所」は誰からも信じてもらえない状態だった。


「なんかよくわかんないけど、めんどくさいやつだ」と彰はカスミのことを評していましたが、人を試すことでしかコミュニケーションがとれない、人のやさしさや仲のいい人を見るとそれを破壊したくなる、という人間性を持っている。どうしてそうなってしまったのかは説明されていない。カスミの「取り返しのつかない場所」は、自分の人間性が自分を追い込んで、自らを破壊する行為。自殺である。4人が同時に同じ夢を見て、彼女の人間性を見抜いた野ブタと修二によって救われましたね。友情のお守りであるブタの置物を叩き割って、「解放してやるわ」とカスミ。相変わらずカスミの行動は理解できませんが、よくわからないなりに彼女らしいと思いました。そういう人もいるんですね。


強いのはまり子と彰だ。
彰は友情を壊す写真をぬかみそに封じ込めた(笑)。
「毎日楽しいのが大事でしょ。だからおれはそっちをとったの。」
まり子は本当のことを知ったショックを、おそらく一人で乗り越えていた。
「本当のことを受け入れるのって、すごくつらいことだけど、でも、できないことじゃないから。。」


いよいよ来週は最終回。修二の父(宇梶剛士)の転勤。予告編での修二の不吉な言葉。
心地よく解放してくれよ。頼むから(笑)。。


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