野ブタ。をプロデュース 第7話


深いんだけど、テンポが速いこのドラマ。考える時間をください!って感じです(笑)。


野ブタ堀北真希)はプロデュースの効果で着実に人気者の道を歩み始めている。野ブタは放送部に入る。野ブタプロデュースは解散。修二(亀梨和也)が夢中になっていた野ブタのプロデュース。修二は元の自分の居場所に戻ろうとするけれども違和感がある。カラオケ行ったりボーリングやったり普通の遊びをしても「こんなのが楽しかったのか?」なんて感じたりする。まり子(戸田恵梨香)には「私たちほんとに付き合ってるの?」「修二のほんとの気持ちがわからない。」と言われるし。。


一方、放送コンクール出品作品の制作を依頼された野ブタと彰(山下智久)。修二も野ブタに頼まれ、3人でそれぞれの「好きなもの」をテーマに制作にとりかかる。野ブタは先生の顔のない映像の欠陥から作品をあきらめる。彰は屋上の空や誰も気がつかなかった学校の階段なんかを撮ってきた。修二は一見ありきたりな映像を持ってくるのだが、野ブタは修二の映像の方に注目する。「これすごく面白い」と。野ブタは修二の映像に映っているのがすべて「人」であることに着目して、「人が好き」という修二の本質を見抜く


修二はまり子に真実を語る。「オレ、今まで人を好きになったことがなくて、だから、まり子のことも好きだったわけじゃなかった。恋愛で自分がコントロールできなくなるのが嫌で・・」。そして、これからもまり子を好きになることがないと告げる。修二にとってもまり子にとっても言うべきときだったんだと修二は判断したんでしょうね。


まり子のためとはいえ、本心を伝えることは修二にとって経験のないことだった。人を傷つけてしまったのではないかと公園でひとり怯えている修二。野ブタが通りかかる。「人に嫌われるって、怖いことなんだな。」と修二。「大丈夫、誰も嫌ったりしないから」と野ブタは修二を抱きしめる。野ブタがいなくなったあと、「オレは寂しい人間だな」と気づく修二。


ここで「オレは野ブタを好きになってる」とか行かないところが深いですな。人が好きで人を傷つけないように気を使って自分を演じてきた修二。結果人気者にはなっているけれども、本心にウソをついているのだから心にはいつも空虚感がある。まり子に本音を言ったことが修二の成長の第一歩となっていくといいですが。


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