「失踪者」を観る


原作 フランツ・カフカ
構成・演出 松本修
於 松本市民芸術館




平成19年度文化庁舞台芸術の魅力発見事業」の一環だそうです。
本日観て参りました。演劇「失踪者」。


本の感想はこちら
http://d.hatena.ne.jp/masa_isiyan/20060111


カフカ作品に接しているときの、突然足元をぐらつかされるような感覚。この感覚が良く捉えられていました。
安定した地面を歩いていると錯覚していて、実は1本のロープの上を歩いていたことに気がつかされてしまったような。


カフカ作品は、人によってさまざまな角度から光が当てられて、都度、ああ、そういう見方があるんだな、と発見する次第であります。
今回もまた、そういう発見をしながら、2時間半の長時間ではありましたが、私にしては珍しく、終始、非常に集中して観ていました。w