○ バークリー・メソッドと機能和声の考え方。
十二音平均律(バッハ以降)西洋クラッシックの四声対位法→汎用性のあるコードへ
※ なるほど、私たちが使っている「コード」って、そういう成り立ちだったんだ!
○ プレモダン・ジャズ
トラディショナル・ジャズ(ルイ・アームストロングなど)→大衆化・洗練化・オーケストラ化→スウィング・ジャズデューク・エリントンなど)
○ モダン・ジャズ、バップの成立
コードにより、アドリブを全面的に展開できるようになると、アフリカンな音楽空間=長時間のダンスミュージックが可能になる。が、スウィングの影でアンダーグランドの存在。バップ=ゲーム化、バトル化、少人数化、抽象化。
○ クール・ジャズ
バップ→白人化・大衆化→クール・ジャズ。50年代にTV、レコードのインフラが整備され爆発的に成長。
○ 黒人と白人のリズム感、ロック・ミュージックの誕生
「テンポがキープ・共有される」が黒人のリズム感。
※ なるほど、マサイ族の夜通しの踊りを思い浮かべました。ああいうことを何千年も繰り返してるんですもんね!
白人にはそのリズム感がなく、二拍四拍のスネアの強打をしないとリズムキープが難しかった。→バック・ビート=ロックン・ロールの誕生。エルヴィス・プレスリー
※ なるほど、不器用な白人のリズム感を補う方法が、後に世界を席捲する音楽を生み出したんですね!リズム音痴のほうがマジョリティーだったってことか??
○ ハード・バップ
クール・ジャズにおける白人化の反動。コルトレーンは科学主義的・順列組み合わせ的なコード進行の上に、即興をのせる実験をした。コードの複雑化、演奏の高速化。
○ モード・ジャズ
60年代。マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」によって突如現れた、モード技法の確立。1つのコードの上に「ガバッと大きく、アドリブに使うことのできる領域を確保した。」
フリー・ジャズ
ジャズは、ロック・ミュージックの大成功・音楽市場規模拡大により、マイナー化した。
マイルスの「モーダル・コーダル」の精力的な実験。ファンクのモーダリティの登場。楽器の電化によるノイズ・歪み(モードとの相性が良い)。マイルス「ネフェルティティ」。録音・編集技術の発達。エレクトリック・マイルス「オン・ザ・コーナー」。「アガルタ」と「パンゲア」(「アガ・パン」)で、”焼き切れた”マイルス。
クロスオーヴァー
モーダル・ミュージックのソフト化・白人迎合化。ジョージ・ベンソン
○ MIDI
1983年、ヤマハDX−7発売。YMO「散開」を発表し解散。ノイジーな音楽がチャートから消滅する。
○ 現代
過去を整理・ソフィスティケイションする時代。ウィントン・マルサリスレニー・クラヴィッツ
コードもモードもリズムもなし、即興のみを純化させたフリー・インプロヴィゼイションの登場。


興味のある方は、お読みください。音楽観がガラッと変わります!