ものぐさ太郎


きょうは一日、オペラの練習やってました。
なんでオペラ?The WHOのロックオペラ「トミー」なんてのがありましたが、こちらはクラッシック音楽でいういわゆるオペラ。しかも創作オペラです。作曲は長野県の音楽教諭小松徹郎先生。ある繋がりでこの先生に作曲を半年ほど教わっていたことがあり(教わっていたと名乗るのはおこがましいですが)、その縁で創作オペラに誘っていただくようになりました。


それはともかく、今回はものぐさ太郎をやります。
昔話でご存知の方もおいでかと思いますが、ものぐさ太郎は長野県が発祥との事、松本市出川の多賀神社にまつられているそうです。
ものぐさ太郎は平安時代の和歌詠み、没落貴族(という言い方が適当かわからないが)の末裔で、働かないで寝て暮らしていた。村人からの施しを受けつつ一日中詩作にふけっていたというからうらやましい。その太郎の和歌が、村の地頭に認められるところとなり、京に上り宮仕えをしながら、ついに帝にまでその和歌の才能が認められて・・といった、詩人のサクセス・ストーリーであります。それ自体かなり面白いテーマなんだけど。


文芸というものは、仕事における合理化、計算、段取りといった仕事の脳とはまた別の部位を使うのだろうか。詩作は頭で行うものだから、なるほど怠けて見えても仕方が無い。頭で作ったものは表現するしかありませんね。現代はインターネットという素晴らしい媒体があります、どんどん発表しましょう。仕事とプライべートを分けられるのが現代のいいところ。(かな?)


長野県の誇る詩人といえば、小林一茶島崎藤村でしょうか。リーフフォトの旗手三沢枝美子さんもいらっしゃいます。