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「信号くんの1日」
ちょっと面白いなあ、これ。
とある駐車場入口の私設信号機。
なぜか「彼」と呼びたくなる風貌。
遠くを見つめるどこか凛とした表情は、サッカーで言ったらゴールキーパー。
全体を俯瞰しながら、個々の動きを瞬時に判断する。
頭はめまぐるしく動いているくせに、超然として動かない。
大通りを行き交う1日何千台というクルマ。
それを毎日、ゴールキーパーの眼で俯瞰しているうちに、
どのクルマの、どの人の状態も瞬時に判断できてしまうかもしれない。
今日は機嫌が悪いとか、ご機嫌だなとか。
それが発展していくと、この人は失恋していて運転が危ないとか、
逆に恋して舞い上がっていて運転が危ない、いずれも事故るぞとか(笑)。
若くして人間行動学の大家になってしまっているのかもしれない。